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未修了の新入社員研修 ~お荷物社員の行方~

この話の続きはこちら。

新入社員研修で知った真実 ~先輩「辞めるなら今だぞ。」~

このブログをお読みの方で、会社で働いたことのある方は、入社時に新入社員研修を受けたでしょうか?

受けた場合、その研修期間はどれくらいでしたか?

新入社員研修というのは、これから会社で働く新入社員に基礎的な教育を行い、各職場へ配属されてからスムーズに仕事に馴染めるようにすることが目的だと思います。

 

鉄道の仕事は専門性の高い分野のため、基礎知識を覚えるには相応の時間が掛かります。

新入社員研修の期間も、当初は2か月ほど掛かると言われていました。

ところが4月下旬になると突然発表があり、新入社員研修は今月で終わり、GW明けには各職場へ配属になることが伝えられました。

実質1ヵ月間の新入社員研修。当初予定されていた研修期間の半分で終了ということです。

 

本来2か月かけて学ぶはずの研修課程を、1ヵ月で終えるのは難しいと思います。恐らくかなりの部分の研修を省略したことでしょう。

2か月学ぶつもりで挑んでいた私は、少し肩透かしを食らった気持ちになりました。

入社前から見え隠れしていた「要らない子」扱いが、ここでも表面化することとなりました。

入社から1ヵ月しか経っていないというのに、「話が違う」という気持ちになったことが幾度となくありました。

でもこれは会社のせいではない。たまたま私たちの入った年に景気が悪くなったからだと、自分に言い聞かせて突き付けられた現実を受け入れました。

 

結局何を教えたかったのか、教える側の意志が伝わりきらないまま、私たちは東海エリア内の各現場へ散っていくことになりました。

配属先については個人の希望を申し出ることは出来ました。

希望が集中すれば全員の希望通りとはならないのが当然ですが、可能な限り本人の希望に沿えるよう采配してもらえたようで、その点については個人への配慮が感じられて嬉しかったのを覚えています。

 

私は静岡県東部にある、東海道本線の「吉原駅」を希望しました。

理由は実家が沼津市で通勤が最も近かったことが一つ。

それ以上に強く希望した理由は、ワム80000による紙輸送を専門で扱う駅のため入換作業が中心の仕事ができ、岳南鉄道という私鉄との貨車のやりとりがある全国的にも珍しい駅だったことや、日本製紙の工場へ引き込まれた専用線があるなど、国鉄時代の貨物駅の面影を強く残した魅力的な駅だと感じていたからです。

東海支社のエリア内で見れば辺鄙な場所にあったことと、そんな駅の名前すら知らない同期も多かったことから、吉原駅を希望した社員は私以外にいなかったようで、私の希望はすんなり通してもらうことが出来ました。

 

GW明けには、いよいよ新入社員として初めての現場へ配属されることとなります。

期待に胸を膨らませ、会社員として初めてのGWを過ごしました。

しかし、初々しい気持ちで訪れた現場の先輩方が私たちを見る目は、想像とは違ったものだったのです・・・。

 

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ストーリーを最初から読まれる場合はこちらからどうぞ。

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